PCBとは?

PCB(ポリ塩化ビフェニル)とは

  • 人工的に合成された化学物質(炭素C、水素H、塩素Clから構成)。
  • 熱に対して安定で、電気絶縁性が高く、耐薬品性に優れており、電気機器の絶縁油、熱媒体、ノンカーボン紙の溶剤等、幅広い 分野で用いられた。
  • ⽣体に対する影響としては、脂肪に溜まりやすく、発がん性があり、皮膚障害、内臓障害等を引き起こす。
  • 高温燃焼によって、分解することができる。

なぜ処分しなくてはいけないのか?

人の健康・環境への有害性(毒性)が確認された残留性有機汚染物質(Persistent Organic Pollutants, POPs)の一つ

POPsの特徴

①環境中で分解しにくい ②脂溶性で生物の体内に蓄積・濃縮されやすい ③半揮発性で、大気中を拡散しやすい ④人の健康や生態系に対して有害性がある

過去にPCBを生産・使用していなかった地域の水源や底質・生物など広範囲の環境中に残留していることが報告

現存するPCBを環境中に流出させない厳重な管理と確実で完全な処理が求められている

一国だけの取組のみでは地球環境汚染の防止には不十分であり国際的に協調してPOPsの廃絶、削減等を行う必要

2001年5月「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」が採択

PCB問題の経緯

処理の方針が示されず、事業者が長期保管

不適正保管・紛失等による汚染の拡大が社会問題化

国際的なPCB廃絶の動き

POPs条約の批准
PCB等の環境に残留しやすい有機汚染物質の廃絶・削減等を行う

PCB特別措置法

PCB廃棄物を保管する事業者は平成39年(2027年)3月末までに

PCB廃棄物を処分しなければならない

処理対象物

  • 電気機器の絶縁油
  • PCB汚染物を洗浄した廃油
  • トランス・大型変圧器
  • コンデンサ
  • 開閉器
  • 変成器
  • 金属くず等
  • 廃プラ類
  • 汚泥等

PCB廃棄物の分類

 
微量PCB汚染廃電気機器等
低濃度PCB含有廃棄物
①低濃度PCB廃油 微量PCB汚染絶縁油
(電気機器又はOFケーブルに使用された絶縁油であって微量のPCBに汚染されたもの)
低濃度PCB含有廃油
PCB濃度が5,000mg/kg以下の廃油など(主として液状物)
②低濃度PCB汚染物 微量PCB汚染物
(微量PCB汚染絶縁油によって汚染されたもの)
低濃度PCB含有汚染物
PCB濃度が5,000mg/kg以下の汚泥、紙くず、木くず、繊維くず、廃プラスチック類、金属くず、陶磁器くず、コンクリート破片などの不要物に付着したもののPCB濃度が5,000mg/kg以下のもの(主として固形物)
③低濃度PCB処理物 微量PCB処理物
(①、②を処分するために処理したもの)
低濃度PCB含有処理物
PCB廃棄物を処分するために処理したものであって、PCB濃度が5,000mg/kg以下のもの(金属くず等は付着物のPCB濃度)